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2010/08/31

サイノコム・ソフトウェア(00299)の2010年中間決算は、残念な結果に

サイノコム・ソフトウェア(00299)の2010年中間決算は、残念な結果に終わった。

私も保有するサイノコム・ソフトウェア(中訊軟件)の2010年中間決算が8月28日に発表され、その結果は以下の通りだった。

売上高 2億9419万香港ドル(前年同期比9.3%減)
粗利益 6662万香港ドル(同29.1%減)
純利益 2068万香港ドル(同47.5%減)
1株当たり純利益 0.0185香港ドル(同47.6%減)

サイノコム・ソフトウェアは主にソフトウェアの日本向けオフショア開発を行う企業だが、今中間期は、日本のソフトウェア業界の需要低迷に伴って純利益をほぼ半減させてしまった。

サイノコム・ソフトウェアの中間決算公告(PDF)から、気になった記述を箇条書きで要約してみる。

・日本からのソフトウェアアウトソーシング業務が縮小を続けた。

・顧客がより高品質なソフトウェアを求める一方で、受注価格は低迷したため、結果的に利益率が下がった。

・より高品質なソフトウェアに対する顧客の要求の増大は、今後もサイノコムの労働コスト負担を増やすと思われる。

・従ってサイノコムは、数年間据え置いていた価格を上げることを真剣に検討している。

・事業別の売上高の割合は、アウトソーシングによるソフトウェア開発が94%、技術サポートが6%だった。

・国別の売上高の割合は、日本が94%、中国が6%だった。

・アウトソーシングによるソフトウェア開発の売上減少の原因は、主に、労働集約的でベーシックなソフトウェア開発からより高度な設計業務へと顧客の需要が変化する一方で、サイノコムにその変化に対応できるだけの十分な高レベルの人材がいなかったことにある。

・顧客の求める生産性や効率性の基準が高まったことで、商談で金額の少ない契約条件がもたらされた。

・サイノコムの中間期の粗利益率は23%で、前年同期の29%を下回った。

[私の感想]

サイノコム・ソフトウェアのビジネスモデルは、現在転換点に立っているということでしょうか。

日本におけるソフトウェア需要が減少したことで、サイノコムは従来より悪い条件で注文を受けざるを得なくなったことが伺えます。

また、中国における賃金の高騰が、今後長期的にサイノコムの業績に悪影響を与える可能性もあります。人民元の上昇についても同様です。

日本におけるソフトウェア需要はいずれ一定水準まで回復すると思われます。しかし、そのときサイノコムが再び力強い成長軌道に戻れるか?というと、結論はなかなか微妙なところかもしれません。

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