2010/09/04

ジム・ロジャーズ氏が発言―アジアに移住することでより裕福な生活を送れる

著名投資家のジム・ロジャーズ氏が、アジアに移住することでより裕福な生活を送れるとの見解を米International Business Timesのインタビュー中で語った。(日本語版記事もあり)

記者の
「ジム、あなたは中国に強気ですね。中国に移住することにどんな経済的利点がありますか?
どうして米国人は単に中国への投資資産を持つだけではだめなのですか?」
という質問に対し、

ロジャーズ氏は、
「もしあなたが1807年にイギリスに移住していたら、次の100年間、あなたとあなたの子孫は(他の国に住んだ場合と比べ)はるかに、はるかに裕福な生活を送っていたことでしょう。

もしあなたが1907年にアメリカに移住していたら、次の100年間、あなたとあなたの子孫は(他の国に住んだ場合と比べ)はるかに裕福な生活を送っていたことでしょう。

私の見解では、2007年にアジアに移住することは、次の100年間、私の子孫が(他の国に住んだ場合と比べ)はるかに裕福な生活を送って行けることを意味します。」

と回答している。

ロジャーズ氏はここ数年上記の趣旨の発言を繰り返しており、実際に、彼自身2007年に母国アメリカからシンガポールに移住している。

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2010/09/03

邱永漢氏の次回投資考察団は、合肥市等の中国地方都市を訪問予定

邱永漢氏の次回投資考察団は、安徽省合肥市等の中国地方都市を訪問予定とのことだ。

著名中国株投資家・事業家の邱永漢氏は、自身のホームページを募集窓口として定期的に「中国投資考察団」を開催しているが、去る9月1日、その次回考察団(2010年10月21日~30日)の行き先が発表された。

次回投資考察団の主目的は、日本の中小商店、小売業者等が中国の地方都市で事業を展開する可能性を探ることにあるようで、

邱氏が現在計画中という合肥市の「小東京」街の建設予定地や、中国の地方都市(長沙、成都、南京)に進出している日本の小売企業の見学を行うとのことだ。

邱氏は「今回は日本の地方都市のシャッター通りで頑張るよりいっそ中国の地方都市で商売ができないものか、研究する目的の旅行でもあります」と述べている。

次回考察団では、この他、中国株関連企業として雨潤食品(01068)、常茂生物化学(常茂生化、08208)も訪問予定だそうだ。

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2010/09/02

中国緑色食品(00904)の2010年決算を読み解く―その2

中国緑色食品(00904)の2010年決算より、引き続き、取締役会議長の声明の部分を翻訳する。

中国緑色食品の株式を保有している方、中国緑色食品に投資しようと思っている方等は、ぜひ業績理解の参考に使っていただきたい。

中国緑色食品(00904)の2010年決算を読み解く―その1の続きです。

・取締役会議長の声明 (Chairman's statement) 後半

中国緑色食品は、お客様に幅広い種類の高品質な野菜・生鮮製品を提供することで、市場需要の変化に応じて製品の組み合わせを継続的に調整することができます。現在我々は約60種類の野菜を提供しており、その中ではトウモロコシ、大根、ネギ、ブロッコリーが最も売れている商品です。中国緑色食品は、中国有数のトウモロコシ供給企業としての地位を確立しています。我々は、中国国内と輸出の需要を満たすため、当社の栽培面積を拡大していきます。また、我々は現段階で、既存の農業拠点の借地期間を延長する際、または当社の農業拠点を増加させる際に、これ以上1回切りの前払い協定を使用する計画はありません。

予測不可能な天候は、農業産業に深刻な問題をもたらします。天候によるリスクを軽減するために、中国緑色食品は、福建省、江西省、湖北省、河北省を含むいくつかの省に広がる、複数の栽培基地を保有しています。また、中国緑色食品の高度なインフラと灌漑システムは、リスク評価システムと共同して、旱魃、洪水、台風等の自然災害の危険性を最小化し、当社が農産物の安定した供給源を提供することを可能にします。中国緑色食品の設立以来、悪天候や自然災害によって我々の商品供給が中断されたことはありません。

今後、中国緑色食品は、引き続き「中国緑色(中緑)」ブランドを開発し「全面を緑色にし、健康な中国に(全程緑色、健康中国)」の理念を促進していきます。当社は「農業産業化のための国家重点龍頭企業」、「全国食品工業 優秀龍頭食品企業」として、健康飲料と野菜・生鮮食品における当社の主導的地位を強化していきます。一方、我々は、引き続き、世界の舞台で大きな役割を果たし、当社の信頼性の高い商品を国内外の顧客に提供するようにしていきます。

我々は、飲料事業が、グループの相当な持続的成長に貢献すると予期しており、この事業に主に焦点を当てていくつもりです。来年、中国緑色食品はより多くの省や都市に我々の販売網を拡張し、杭州と江蘇省等に我々の飲料事業を売り込むつもりです。我々は、顧客が中国緑色製品の購入から付加価値を得られるよう、顧客に健康で安全な食品を提供することに専心し、また、当社の長期的かつ均衡のとれた成長を維持できるよう、我々の中上流事業の推進に役立てます。

中国緑色食品の今日の成功は、長年築いてきた我々の垂直統合型事業モデルと競争優位性によるものです。2010年は挑戦の年となりますが、新たな機会もまた存在します。我々は、中国市場と中国の国内消費の見通しについて楽観的であり、我々は国内及び海外での主導的な野菜・生鮮食品供給者としての役割に自信を持っています。報告期間中、中国緑色食品は、当社の資本基盤と財務力を高め、また当社の将来的成長を加速するため、13億5000万人民元の転換社債を成功裡に発行しました。

取締役会を代表して、私はすべての株主、顧客、ビジネスパートナーの中国緑色食品への支援に対して、心から感謝の意を表したいと思います。また、この機会に、同僚の取締役、経営陣、従業員の当社への忠誠心と顕著な貢献に感謝したいと思います。

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2010/09/01

中国緑色食品(00904)の2010年決算を読み解く―その1

中国緑色食品(00904)の2010年決算の年次報告書が、8月31日に発表された。

中国緑色食品 年次報告書(PDF)

そこで、中国緑色食品の業績についてより深く理解するため、年次報告書の重要そうな記述を翻訳しようと思う。

中国緑色食品の株式を保有している方、中国緑色食品に投資しようと思っている方等は、ぜひ業績理解の参考に使っていただきたい。

・取締役会議長の声明 (Chairman's statement) 前半

過去1年間は、中国緑色食品の事業にとって困難で厳しい年でした。ヨーロッパの経済システムの不安定性、人民元上昇に対する圧力の増加、中国における不利な気象条件のすべてが、中国緑色食品の財務力だけでなく、経営・執行能力をも試すような、厳しい環境をもたらしました。昨年の私たちの満足いく結果は、中国緑色食品が非常に厳しい市場に対処することに成功したことと、当社の下流ビジネスとブランド飲料製品に関する戦略が上手くいったことを証明しました。

今年度、中国緑色食品は、記録的な売上高を達成し、6年連続で売上高の成長を維持することができました。過去5年間の年平均成長率は29.0%でした。販売高と株主帰属利益は、当社の収益の安定性と持続可能性を反映して、それぞれ22.8%と26.6%増加しました。さらに、中国緑色食品の飲料事業は売上高の相当な成長を記録し、成長率は74.2%増でした。この成長率は緑色食品グループ全体の成長平均を上回っており、飲料事業の巨大な市場の可能性を示しています。

飲料事業の展開に対する我々の長期的なコミットメントのおかげで、「中国緑色(中緑)」ブランドの飲料製品は、ますます消費者に認知されてきています。2010年には、「中国緑色(中緑)」ブランドは、そのブランドイメージと市場知名度を認められ、中国国家工商行政管理総局 商標局から「中国有名ブランド」の1つに指定されました。中国緑色食品の健康飲料製品は、中国南部や東部の大手スーパーマーケットチェーンや小売店で、ますます人気となっています。今年度、中国緑色食品は、販売流通ネットワークとサプライチェーン管理を強化するために、重要な地方・地域代理店との強力なパートナーシップをさらに開発し、 また直接ブランド管理システムを導入しました。中国緑色食品はまた、広告・宣伝活動を実行し ブランドイメージを強化し、野菜・生鮮食文化を宣伝し、さらに野菜・生鮮製品における当社の主導的地位を全国的に固めるため、強力なマーケティングチームを築きました。

全国的な主要野菜・生鮮食品ブランドとしての「中国緑色(中緑)」ブランドを構築するに当たり、我々は上海万博の認定食品供給者として、2010年上海世界万博と戦略的協力協定を締結し、万博のいくつかのレストランチェーンとホテルグループに生鮮・加工野菜を供給しています。野菜の生鮮品・加工食品の主要供給者として、中国緑色食品は、相当の大きさの加工センターを設立し、高品質の食品と野菜を上海とその近隣地域の主要イベントや大手レストランチェーンに提供する計画を立ててきました。上海万博との協力は、中国緑色食品の発展における重要な画期的出来事であり、当社の幅広い種類の生鮮品と食品の品質に対する証明です。また、野菜・健康食品の領域での中国緑色食品の主導的地位がさらに強固になることも期待されます。

中国緑色食品の過去10年間の成功は、バランスの取れた事業ポートフォリオと、農業を強く基盤とした事業開発の集中によるものです。中国緑色食品は、播種から収穫、加工、販売、流通、ブランドマネジメントまでを完全に制御する垂直統合型ビジネスモデルの確立に投資することで、自社を差別化しています。中国における消費者の生活水準の改善、1人当たりGDPの上昇、中産階級の出現は、国内市場での健康食品、高品質な野菜・生鮮食品に対する大きな市場機会を提供しています。当期、中国緑色食品の国内販売は総売上高の55.0%以上を占めました。我々は、中国経済の急成長に乗って、今後国内販売の割合がより大きくなり、中国緑色食品の成長を押し上げると確信しています。

現在、中国緑色食品は43の栽培基地を保有し、幅広い種類の高品質な農産品と加工野菜をお客様に提供しています。我々は、当社の製品が最も厳しい品質・安全性基準を満たすことを保証するよう努力します。米国と欧州の昨年の厳しい経済状況にもかかわらず、中国緑色食品は、輸出額と輸出量の両面で十分な成果を達成することができました。当社の豊富で忠実な顧客基盤を活用することにより、我々は当社の販売ネットワークを拡張・分散し、「中国緑色(中緑)」製品を世界的に販売することに成功しました。日本・アジアとは別に、中国緑色食品は、アフリカ、中東、南米への輸出事業を確立しました。

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2010/08/31

サイノコム・ソフトウェア(00299)の2010年中間決算は、残念な結果に

サイノコム・ソフトウェア(00299)の2010年中間決算は、残念な結果に終わった。

私も保有するサイノコム・ソフトウェア(中訊軟件)の2010年中間決算が8月28日に発表され、その結果は以下の通りだった。

売上高 2億9419万香港ドル(前年同期比9.3%減)
粗利益 6662万香港ドル(同29.1%減)
純利益 2068万香港ドル(同47.5%減)
1株当たり純利益 0.0185香港ドル(同47.6%減)

サイノコム・ソフトウェアは主にソフトウェアの日本向けオフショア開発を行う企業だが、今中間期は、日本のソフトウェア業界の需要低迷に伴って純利益をほぼ半減させてしまった。

サイノコム・ソフトウェアの中間決算公告(PDF)から、気になった記述を箇条書きで要約してみる。

・日本からのソフトウェアアウトソーシング業務が縮小を続けた。

・顧客がより高品質なソフトウェアを求める一方で、受注価格は低迷したため、結果的に利益率が下がった。

・より高品質なソフトウェアに対する顧客の要求の増大は、今後もサイノコムの労働コスト負担を増やすと思われる。

・従ってサイノコムは、数年間据え置いていた価格を上げることを真剣に検討している。

・事業別の売上高の割合は、アウトソーシングによるソフトウェア開発が94%、技術サポートが6%だった。

・国別の売上高の割合は、日本が94%、中国が6%だった。

・アウトソーシングによるソフトウェア開発の売上減少の原因は、主に、労働集約的でベーシックなソフトウェア開発からより高度な設計業務へと顧客の需要が変化する一方で、サイノコムにその変化に対応できるだけの十分な高レベルの人材がいなかったことにある。

・顧客の求める生産性や効率性の基準が高まったことで、商談で金額の少ない契約条件がもたらされた。

・サイノコムの中間期の粗利益率は23%で、前年同期の29%を下回った。

[私の感想]

サイノコム・ソフトウェアのビジネスモデルは、現在転換点に立っているということでしょうか。

日本におけるソフトウェア需要が減少したことで、サイノコムは従来より悪い条件で注文を受けざるを得なくなったことが伺えます。

また、中国における賃金の高騰が、今後長期的にサイノコムの業績に悪影響を与える可能性もあります。人民元の上昇についても同様です。

日本におけるソフトウェア需要はいずれ一定水準まで回復すると思われます。しかし、そのときサイノコムが再び力強い成長軌道に戻れるか?というと、結論はなかなか微妙なところかもしれません。

2010/08/30

中国緑色食品(00904)の2010年決算は、結局27%の増益だった

中国緑色食品(00904)の2010年4月期決算は、結局27%の増益だった。

中国緑色食品が8月30日に発表した決算広告(PDF)によると、緑色食品の2010年4月期売上高は19億78万人民元(前年同期比22.9%増)、営業利益は7億5266万人民元(同37.1%増)、純利益は5億7599万人民元(同26.6%増)、1株当たり利益は0.643人民元(同25.3%増)とのことだ。

緑色食品は、27日に決算発表の延期を発表して株価が暴落(終値ベースで前日比36.9%下落)していたが、業績自体は堅調だったようだ。

緑色食品の決算広告から、気になった記述を箇条書きしてみる。

・中国の都市世帯の1人当たり可処分所得は昨年比9.8%増の17,175人民元(日本円で約213,657円)に達し、その43%は食品に費やされた。

・緑色食品の粗利益率は52.6% (2009年は51.7%)という健全な値を維持した。

・部門別の売上高の割合は、加工食品が39.4%、ブランド食品・飲料が36.3%、生鮮品が24.3%だった。

・緑色食品の国内向け売上高は前年比28.2%増加し、輸出の売上高は同16.8%増加した。

・売上高全体の55.0%が国内向けで、残りが輸出だった。

・緑色食品の輸出先の割合は、多い順に、日本(41.5%)、日本を除くアジア(23.9%)、ヨーロッパ(22.8%)、その他地域(11.8%)だった。

・日本向け輸出は前年比7.5%増、日本を除くアジア向け輸出は19.4%増、ヨーロッパ向け輸出は11.2%増だった。

・2010年4月末時点で緑色食品の生産拠点は43拠点あり、合計面積は92,700ムー(約6183万900平方メートル)、年間栽培能力は380,000トンである。

感想:
緑色食品の先日の決算延期は、単なる事務的な遅延が原因だったんでしょうか?
だとすれば、27日に安値を拾った人は絶好の買い物をしたことになるかもしれませんね。

現時点(日本時間11:30)の緑色食品の株価は、27日比22.9%増の6.81香港ドルまで急回復しています。

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2010/08/29

超大現代農業(00682)の事業モデル その3

超大現代農業(00682)の事業モデルの続きを取り上げる。

・超大現代農業の事業モデル 最後 (超大現代農業 事業モデルより)

Outstanding management team

Chaoda's professional management team includes many graduates of agricultural institutes with a sound professional background. Chaoda assigns them to work on its farms in order to develop their operational skills and build ties with farmers, leading to a better understanding of the human as well as technical aspects of the business. Chaoda also works with academic and professional institutions in order to provide training programs for managers to improve their management skills and knowledge.

傑出した管理チーム

超大現代農業の専門管理チームには、完全な専門背景を持った多くの農業研究所卒業者がいます。超大現代農業は、彼らが運営技術を伸ばし、農家とのつながりを築き、事業の技術的側面と同時に人間的側面もよく理解できるよう、彼らに当社農場での仕事を割り当てます。また、超大現代農業は、管理技術と知識を向上させる養成課程を管理者に提供するため、大学研究所、専門研究所と共同で取り組んでいます。

We believe that all of these factors contribute to a sustainable foundation for our business. Although Chaoda is the leading vegetable grower in China, it commands less than 1% of market share. Industry consolidation has begun, albeit slowly. The fragmented market structure of Chinese agriculture provides enormous room for growth. As a first mover in this industry, we are in a better position to compete now and in the future. We are confident in our ability to maintain rapid growth.

我々は、これらの要素全てが、当社の事業の持続可能な基礎に寄与すると考えています。超大現代農業は中国有数の野菜栽培企業ですが、市場シェアの1%未満しか占めていません。ゆっくりではあるものの、産業の統合は始まりました。中国農業の細分化された市場構造は巨大な成長の機会を提供します。農業産業における最初の移行者として、我々は現在も将来もより良い競争上の位置にいます。我々は、当社が急速な成長を維持できると自信を持っています。

Vision and values

Chaoda has a simple objective - to become China's leading producer of quality green agricultural products and a famous international brand. Chaoda is determined to provide customers in China and the world with a valuable service as a source of safe and healthy food products.

The management philosophy of Chaoda is to "take the green road, and create a civilization based on sound ecological principles." We believe our business is beneficial to the environment, and protects health and welfare. We are committed to building on our success.

The core values of Chaoda are "sustainable growth and mutual prosperity". We aim to share the fruits of our success with all stakeholders, including customers, employees and shareholders.

未来像と価値観

超大現代農業は単純な1つの目標を持っています。それは、中国を代表する高品質な野菜農産物の生産業者と有名な世界ブランドになることです。超大現代農業は、安全で健康な食品の供給源として、中国と世界の消費者に有用なサービスを提供する決意です。

超大現代農業の経営哲学は「緑色の道を進み、確かな生態学的原則に基づく文明を作り出す」です。我々は、当社の事業は環境に有益で、健康と福祉を守ると考えています。我々は当社の成功を築くことに専心しています。

超大現代農業の中心的価値観は「持続可能な成長と相互繁栄」です。我々は当社の成功の成果を、顧客、従業員、株主を含む全ての利害関係者と分け合うことを目指します。

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2010/08/28

超大現代農業(00682)の事業モデル その2

超大現代農業(00682)の事業モデルの続きを取り上げる。

・超大現代農業の事業モデル 続き (超大現代農業 事業モデルより)

34 Production Bases Across China

Chaoda's regional strategy is aimed at ensuring a stable market supply throughout the year. To achieve this goal, in identifying farms or production bases, Chaoda examines the quality of soil, and water sources as well as considering geographical location. It looks for geographic regions that complement existing farms or can provide off-season production of vegetables and fruits. Chaoda's farms span the nation, across a range of climate zones and different altitudes. One result of geographic dispersion is risk mitigation against natural disaster.

中国各地に34の生産拠点

超大現代農業の地域戦略は、年間を通じて(商品の)安定した市場供給を確保することを目的としています。この目標を達成するため、超大現代農業は、農地や生産拠点を見極める際に、地理的立地を検討すると同時に、土壌の質や水源も調査します。当社は、既存の農地を補完するか、オフシーズンに野菜・果物を生産できる地域を探します。超大現代農業の農地は中国全土に広がり、様々な気候帯と異なる標高に及んでいます。地理的分散の結果の1つとして、自然災害に対するリスクが緩和されます。

Distribution efficiency

We are able to skip many layers of middlemen and work directly with urban wholesalers and exporters by virtue of our large scale and cold chain food logistics management. These two factors make it possible to reduce transportation costs and wastage, improve distribution efficiency and maximize prices. In addition, Chaoda's sales team gathers market information, including prices and the demand and supply condition of the market, that helps us develop cultivation plans, allocate vegetables to the appropriate market and maximize the selling price. The overseas market is important to Chaoda as well. Some 30% of Chaoda's vegetables are exported overseas, well above the national average.

流通の効率性

超大現代農業は、自社の規模の大きさと、低温流通網(コールド・チェーン)による食品物流管理のおかげで、幾層もの中間業者を飛ばし、都市の卸売業者や輸出業者と直接取引することができます。この2つの要素により、輸送費用と廃棄を減少させ、流通効率を改善し、価格を最大化することが可能です。加えて、超大現代農業の販売チームは、(農産物の)価格や市場における需給条件等の市場情報を収集しており、当社はそれを頼りに栽培計画を開発し、野菜を適切な市場に割り当て、販売価格を最大化します。超大現代農業にとっては海外市場も同じく重要です。超大現代農業の野菜の約30%は海外に輸出されており、国内平均を大きく上回ります。

Strengths in research and development

Chaoda invests in research and development. The Group has a technology research center in Fuzhou, with advanced scientific instruments and fully automatic "intelligent" greenhouses. It is used to develop new species and test their growth patterns in different environments. At each farm, Chaoda sets aside a small plot that is used to develop improved cultivation techniques, pest control methods and hybridization. Some of Chaoda's technology team remain at individual farms for months and years to study and monitor the growth cycle and ensure that the produce is of high quality and not contaminated. Chaoda also has long-term working relationships with agricultural universities and scientific institutes, with joint projects to develop new species and discover new ways to increase productivity and improve quality of produce.

研究開発における強み

超大現代農業は研究開発に投資しています。当社は福州(注:福建省の省都)に、先進科学機器と完全自動式の「インテリジェント」温室を備えた技術研究拠点を保有しています。その拠点は、新品種を開発し、その新品種の成長パターンを異なった環境で試験するために使用されています。各農地において、超大現代農業は、改良した栽培技術、害虫抑制法、異種交配等の開発に使用する区画を確保しています。超大現代農業の技術チームの一部は、成長周期を研究・監視し、農産物が高品質で未汚染であることを保証するため、各農場に数ヶ月や数年滞在しています。超大現代農業は、新品種の開発と、生産性を増やし農産物の品質を改良することができる新方式の発見を目的とする共同プロジェクトを通じ、農業大学や科学研究所と長期の研究関係を有しています。

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2010/08/27

超大現代農業(00682)の事業モデル その1

超大現代農業(00682)の事業モデルを取り上げる。

超大現代農業の事業内容をより深く理解するために、超大現代農業ウェブサイトより事業モデル説明文を翻訳しようと思う。

・超大現代農業の事業モデル (超大現代農業 事業モデルより)

The challenge of sustainable development is to achieve economic growth while protecting the environment and maintaining social equity. Chaoda's business model of "company + agricultural production bases + farmers" reflects these principles. It greatly improves the existing business model of China's agriculture in terms of productivity and marketing. Chaoda's business model achieves profit growth, and at the same time helps to raise farmers' living standards, guarantee the quality and safety of food and protect the environment.

持続的発展の挑戦とは、環境を保護し社会資本を維持しつつ経済成長を達成することです。「企業+農業生産拠点+農家」という超大現代農業の事業モデルは、これらの原則を反映しています。この事業モデルは、生産性とマーケティングの点で、中国の既存の農業ビジネスモデルを大いに改善できます。超大現代農業の事業モデルは利益成長を達成すると同時に、農家の生活水準を高める手助けをし、食品の質と安全性を保証し、そして環境を保護します。

Business model

In order to increase farmers' incomes, the Chinese government encourages them to grow high value-added produce. Nonetheless, due to their small-scale operation and lack of technical skills, they find it difficult to make changes. Chaoda's business model transforms fragmented and small-scale farming into standardized, large-scale farming, leading to greater efficiency and higher productivity. Farmers are better equipped to withstand market risk and earn higher incomes under the new business model.

事業モデル

農家の所得を増やすため、中国政府は農家に高付加価値品を育てることを奨励しています。それにもかかわらず、農家は、小規模経営と技術の欠如が原因で、変化を起こすことは難しいと感じています。超大現代農業の事業モデルは、細分化された小規模農業を、標準化された大規模農業に変革し、より優れた効率性とより高い生産性に導きます。新しい事業モデルの下で、農家は市場リスクに耐え、より高い所得を得るよう、今まで以上に備えることができます。

Standardized large-scale farming

Chaoda's business model was developed under the conditions mentioned above. Through long-term leases, Chaoda consolidates otherwise fragmented plots of land from farmers into large-scale agricultural production bases. The Group pays a premium to farmers for land leases and recruits them as Chaoda's employees. It has made heavy investments in improving fields and building infrastructure such as roads, drainages, green houses and shelters. Large-scale and standardized operations also make it possible to take maximum advantage of high quality seed stock, bio-fertilizers, scientific and effective pest control technology, stringent quality controls and detailed specifications of its operational processes such as breeding, harvesting and grading of crops. Farmers' incomes are thus greatly increased while the quality of produce is enhanced. They are more resilient to withstand the market risk.

標準化された大規模農業

超大現代農業の事業モデルは上述の条件の下で作成されました。超大現代農業は、長期借地契約を通じて、さもなければ細分化されていた複数農家の土地区画を大規模な農業生産拠点に統合します。超大現代農業は、借地契約の際に農家に割増金を支払い、かつ彼らを超大現代農業の従業員として雇います。当社はこれまでに、農地の改良と道路、排水設備、温室、雨・風よけ等の基盤設備の建設に多額の投資を行っています。また、大規模かつ標準化された経営は、高品質の種子在庫、バイオ肥料、科学的かつ効果的な害虫抑制技術、厳重な品質管理、そして育成、収穫、等級付け等の運営過程の詳細手順規定を、最大限に活用することを可能にしています。農家の収入は、従って大きく増加し、農産物の品質も高められます。農家は、より弾力的に市場リスクに耐えることができます。

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2010/08/25

雨潤食品(01068)が2010年中間決算を発表

雨潤食品(01068)が8月24日、2010年中間決算を発表した。

雨潤食品の2010年中間期の売上高は86億9300万香港ドル(前年同期比49.0%増)、売上総利益(粗利益)は13億4500万香港ドル(同37.8%増)、純利益は13億900万香港ドル(同55.7%増)、1株当たり利益は0.762香港ドル(同38.8%増)。

雨潤食品の同期の粗利益率は15.5%、売上高純利益率は15.1%。

・雨潤食品の事業回顧(抜粋) (雨潤食品の2010年中間決算公告(PDF)より)

Benefiting from the increasing demand from Chinese consumers for high-quality pork products and Yurun’s advanced production capacity and market strategy, the Group was able to record a significant growth in business during the Review Period. Regarding the upstream slaughtering segment, the slaughtering volume recorded a significant increase of 59.6% to approximately 7.01 million heads, as compared to the same period last year. The downstream meat processing segment also achieved steady growth, enhancing the Group’s continuous business development.

中国消費者の高品質な豚肉製品に対する需要の増加と、雨潤食品の先進的な生産能力と市場戦略により、雨潤食品は当期に著しい成長を記録することができました。上流の屠殺部門に関しては、屠殺量は前年同期比59.6%増の約701万頭へと著しい増加を記録しました。また、下流の食肉加工部門も着実な成長を達成し、雨潤食品の継続的な事業成長を強化しました。

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